iDeCoとは、自分で申し込み、毎月積立をし、運用方法を選んで掛け金を運用する制度です。掛金と運用益との合計額を60歳以降給付金として受け取れます。掛金と運用益等は非課税なので、税制上もメリットがあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。iDeCoのメリットとデメリット

iDeCoで積み立てたお金は、資産運用に回されます。しかし加入者が直接、株を売買するわけではありません。
私たちがすることは投資する銘柄を選ぶだけです。銘柄も数多くあり、利益が出やすいものからそうでないものまで幅広いです。ですので今回は、iDeCoのおすすめ銘柄を投資タイプ別にご紹介します。
この記事を読むだけで、損しない銘柄選びができるようになります。
投資タイプ別おすすめ商品
まずiDeCoの銘柄には大きく分けて下記の3つの種類があります。
- 定期預金 ⇨資産を減らしたくない方(保守的)
- 保険 ⇨資産を減らしたくない方(保守的)
- 投資信託 ⇨損をする可能性も覚悟し、大きな利益を狙う
上記のように、定期預金と保険は元本が保証されていますが、増えるのはごく僅かです。(定期預金の場合は金利が0.01%なことが多い)しかし、節税効果は得られますので、少しでも良いから増やしたいが、絶対に損したくない人はこれらの銘柄が良いと言えます。
投資信託は、たくさんと投資家から集めたお金をひとまとめにして、株や債券、不動産などの資産に投資する商品です。メリットは年利3%以上の利益を狙えることです。デメリットは購入時より値下がりしてしまい損をする可能性があることです。
このように、それぞれメリットやデメリットがありますが、これらを組み合わせて運用することで、デメリットを最小限にして利益を産むことも可能になります。
利益は少なくて良いので「資産は絶対に減らしたくない」という人におすすめな銘柄




資産を絶対に減らしたくない人は「定期預金」銘柄がおすすめです。節税メリットを受けつつ、元本は減らさない。絶対に損したくない人がわざわざ投資信託を買うことはありません。
金利だけを見ると、全然増えないと思うかもしれませんが、iDeCoの節税効果はすごいです。例えば年収500万の人が毎月2万円をiDeCoの定期預金に預けるだけで、所得税と住民税を合わせて年間で約48000円に節税ができます。会社員や公務員の方は年末調整により12月に48000円還ってきます。
あおぞらDC定期 年利0.010%
みずほDC定期預金 年利0.002%
セブン銀行確定拠出年金専用定期預金 年利0.010%
三菱UFJ銀行確定拠出年金 年利0.002%
しっかりと資産を増やしたい人におすすめの銘柄




しっかりと資産を増やしたい人におすすめなのは「インデックスファンド」です。インデックスファンドは、市場平均に連動した値動きをめざす投資信託です。信託報酬もリーズナブルで大きな利益が狙えます。しかし購入時より価格が下がってしまい損をする可能性もあるので、これからも伸びるであろう国や分野に投資をしましょう。
ニッセイ外国株式インデックスファンド
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
つみたて先進国株式
資産は増やしたいけど、できるだけリスクも減らしたい人におすすめの銘柄




資産は増やしたいけど、リスクもできるだけ減らしたい方は「バランス型ファンド」がおすすめです。バランス型ファンドとは、それ一本で国内外の株式や債券などに分散投資できる投資信託です。色々選ぶのが面倒な人もこれを選んでおけば間違いはないです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
マイバランスDC70
auスマートベーシック(安定成長)
おすすめ金融機関
これまで紹介した銘柄を組み合わせることで、リスクをできるだけ少なくして、利益を上げることができます。
しかし、金融機関によって取り扱い銘柄が違うので良い銘柄を取り扱っている金融機関でiDeCoを始めることをおすすめします。
そこで私がおすすめするのは下記の金融機関です。
金融機関名 | 口座管理手数料 | 商品ラインナップ |
---|---|---|
SBI証券 | 初期費用2829円/ 口座管理手数料171円 | 投資信託36本/ 定期預金1本 |
松井証券 | 初期費用2829円/ 口座管理手数料171円 | 投資信託39本/ 定期預金1本 |
マネックス証券 | 初期費用2829円/ 口座管理手数料171円 | 投資信託26本/ 定期預金1本 |
楽天証券 | 初期費用2829円/ 口座管理手数料171円 | 投資信託31本/ 定期預金1本 |
口座管理手数料が安くて、商品ラインナップも他と比べて優秀なので、この中から選べば間違い無いです。
まとめ 銘柄選びを難しく考える必要はない




ここまでたくさんの銘柄を紹介したので、銘柄選びを難しく感じる方もいると思いますが、それは間違いです。
なぜなら投資する銘柄はいつでも変更できるからです。ですので、自分に合わないなと感じたら変更しましょう。
それよりも大切なのは、早くiDeCoを始めることです。早くに始めることで、長期の投資になるので損をし難いですし、より多くの節税メリットを得ることができます。
iDeCoの始め方を詳しく説明している記事もあるので、そちらもご覧ください。












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